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灯油は11月から高くなる?補助の期限と10月16日発表の新しい対策、冬の暖房費の見積もり方【2026年】

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📅 公開: 2026.10.19🔄 更新: 2026.10.23⏱ 読了: 約17分
灯油は11月から高くなる?補助の期限と10月16日発表の新しい対策、冬の暖房費の見積もり方【2026年】

灯油18Lの全国平均店頭価格は2,563円(2026年10月13日時点・資源エネルギー庁)で、1年前より340円高くなっています。いまは国の補助(10月15日からは1Lあたり43.0円)で値段が抑えられていますが、公式資料に終了日は書かれておらず、報道では「10月末までの財源しか確保されていない」とされています。10月16日には経済産業大臣が、輸入灯油の差額を補助する制度などの新しい対策を表明しました。何が決まっていて何が未確定なのかを一次情報で整理し、「18Lの単価×月の缶数」で冬の暖房費を見積もる方法を、計算例つきでまとめました(2026年10月19日時点)。

📋目次(タップで折りたたみ)全 17 項目
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💡先に結論(2026年10月19日時点)
  • 灯油18Lの全国平均(10月13日時点)は店頭2,563円・配達2,749円。店頭は1年前より340円(約15%)高い
  • いまは国の補助で値段が抑えられている。10月15日からの補助は1Lあたり43.0円(18Lで774円分)
  • その補助の終了日は公式資料に書かれていない。報道では「10月末までの財源しか確保されていない」とされ、11月以降どうなるかは未確定
  • 10月16日、経済産業大臣が新しい灯油対策を3つ表明。うち1つは輸入灯油の差額を補助する制度。期間は報道で11月〜来年3月とされるが、補助の単価はまだ公表されていない
  • 冬の暖房費は「18Lの単価×月の缶数」で見積もれる。単価が1Lあたり10円上がると、月4缶の家庭で月720円増える
  • 【10月23日追記】10月19日時点の灯油の全国平均は、18Lあたり2,573円(前週から10円の値上がり)と、共同通信が経済産業省の21日発表として報じています(報道ベース・公式ファイルでの直接確認は未了。店頭か配達かの区別も報道では明記されていません)。本文の表(10月13日・店頭2,563円)と比べると、10円高い水準です
  • 【10月23日追記】燃料油価格支援の公式サイトで、灯油の支給単価は10月22日〜28日が1Lあたり42.8円(前週43.0円から0.2円縮小)に更新されました。11月以降の扱いについての新しい公式発表は、10月23日時点でも確認できていません(未確認)

朝晩が冷えてきて、そろそろ石油ストーブやファンヒーターを出す季節です。

ところが今年は、「灯油が去年より高い」「補助が10月末で切れるらしい」「国が新しい対策を出した」と、いろいろな話が同時に出ていて、何が決まっているのか分かりにくくなっています。

ヒロ

31歳・地方公務員のヒロです。
この記事では、資源エネルギー庁と経済産業省の公式資料で確認できた数字だけを使って、灯油の「いま」と「これから」を整理します。
報道でしか出ていない話は「報道によると」と書き、決まっていないことは決まっていないと書きます。

💡この記事で分かること
  • 灯油18Lのいまの値段と、1年前との差
  • 国の補助のしくみと、いつまで続くのか(分かっていること・分かっていないこと)
  • 10月16日に発表された新しい3つの対策
  • 「18L単価×缶数」で冬の暖房費を見積もる方法(計算例つき)
  • 11月に向けて今のうちにやっておくこと

1. 灯油の値段はいま、いくら?

資源エネルギー庁が毎週公表している「石油製品価格調査」(2026年10月15日公表)では、10月13日時点の灯油の全国平均は次のとおりです。

項目10月13日時点1年前(2025年10月14日)差
店頭価格(18L)2,563円2,223円+340円
店頭価格(1L)142.4円――
配達価格(18L)2,749円2,398円+351円

店頭価格は前週の2,553円から10円上がり、3週連続の値上がりです。配達してもらう場合は、店頭より18Lあたり186円高くなっています。

地域差も大きい

同じ調査の都道府県別のデータを見ると、地域によって値段にかなり差があります。

地域店頭価格(18L・10月13日)9月28日からの動き
全国平均2,563円+25円(2,538円→2,563円)
北海道2,799円+179円(2,620円→2,799円)
東北2,538円―
関東2,550円―
沖縄2,938円―

とくに北海道は、この2週間で18Lあたり179円上がっています。1Lあたりでは155.5円で、全国平均(142.4円)より13円ほど高い水準です。10月16日の大臣会見でも、北海道の灯油価格が高く、上昇傾向にあることが質問に出ていました。

📝この数字の見方
  • 石油製品価格調査はガソリンスタンド(給油所)の現金価格の調査です。ホームセンターや生協、灯油の移動販売の値段とは違うことがあります
  • 調査は原則毎週月曜日、公表は水曜日。10月19日時点の結果は**10月21日(水)**に公表されました(資源エネルギー庁の結果ページで公表を確認)。ただし、結果ファイル(Word・Excel)はこの記事の更新時点で開けなかったため、本文の表と地域別の数字は10月13日時点のままです。10月19日時点の全国平均は、共同通信の報道で確認した数字を上の追記に載せています。最新の数字は公式ページでご確認ください。次回の公表予定は10月28日(水)14時です
  • 都道府県別の値段は、資源エネルギー庁の結果詳細版(Excel)で確認できます

2. 国の補助は、いまどうなっている?

しくみ:灯油にはガソリンと同じ額の補助

2026年3月、中東情勢を受けて原油価格が上がったことから、国は「緊急的激変緩和措置」を始めました(3月19日出荷分から)。資源エネルギー庁の資料では、次のしくみになっています。

  • ガソリン:全国平均の小売価格が170円程度を超える見込みになったら、170円を超える部分を全額(10/10)補助する
  • 軽油・重油・灯油:ガソリンと同じ額を補助する

それまで灯油の補助は1Lあたり5円の定額でしたが、3月からはガソリンと同額に切り替わりました。補助は石油元売りや輸入事業者に支給され、卸値を下げることで店頭価格を抑えるしくみです。家庭が申請して受け取るお金ではありません。

いまの補助額は1Lあたり43.0円

燃料油価格支援の公式サイトによると、2026年10月15日以降の支給単価は、灯油・重油とも1Lあたり43.0円です。支給単価は毎週見直されています。

【10月23日追記】 同じサイトの更新(10月21日)で、10月22日〜10月28日の支給単価は灯油・重油とも1Lあたり42.8円になりました(ガソリン・軽油も同額)。前週の43.0円とほぼ同じ水準で、補助の規模は大きくは変わっていません。

同じサイトに載っている「全国平均価格のグラフ」では、10月13日の灯油の全国平均142.4円に対して、補助がなかった場合の価格は184.8円と示されています(前週の支給額42.4円を足した値)。

1Lあたり18Lあたり
実際の店頭価格(10月13日)142.4円2,563円
補助がない場合の価格(資源エネルギー庁のグラフ)184.8円約3,326円
補助で抑えられている分(42.4円の場合)42.4円約763円

つまり今の灯油は、18Lあたり700円台の補助が乗った値段です。

⚠️「補助がない場合の価格」は予想ではありません

184.8円は「今週の値段に前週の補助額を足した」参考値です。補助が終わったら翌週すぐにこの値段になる、という意味ではありません。補助が縮む場合、その幅や速さ、原油価格・為替の動きによって、実際の値段は変わります。

いつまで続くのか:公式には書かれていない

ここがいちばん気になるところですが、2026年10月19日時点で、今の措置の終了日を書いた公式資料は確認できませんでした。

  • 燃料油価格支援の公式サイトが10月14日に更新した「燃料油価格に関する支援策の推移」では、緊急的激変緩和措置の期間は「3月19日〜」とだけ書かれていて、終わりの日付は入っていません
  • 一方で、北海道新聞(2026年10月9日)は、補助について「10月末までの財源しか確保されていない」と報じています
  • 10月16日の大臣会見でも、今の補助を11月以降も続けるかどうかには触れられていません
ヒロ

まとめると、「10月末で終わると決まった」わけでも、「続くと決まった」わけでもない、というのが今の状態です。
ネットでは「11月から灯油が一気に上がる」と言い切っている情報もありますが、公式にはまだ何も決まっていません。
家計の計画としては、補助が縮むこともありうる前提で見積もっておくのが安全だと考えています。

3. 10月16日に発表された新しい3つの対策

2026年10月16日(金)、赤澤経済産業大臣が閣議後の記者会見で「灯油価格高騰対策」を表明しました。経済産業省が公開している会見の概要によると、背景と中身は次のとおりです。

背景:量は足りているが、輸入灯油が高い

大臣は、灯油を含む石油製品は日本全体として必要な量を確保できていて、供給不足に陥る状況ではないと説明しています。そのうえで、

  • 一部の卸売事業者などが例年を大きく上回る注文をしていて、元売りが取引先に注文量を調整するよう求める動きがある
  • そのため、寒冷地を中心に冬の灯油が手に入るか不安が広がっている
  • 国際的な精製能力の低下で、輸入灯油の価格が原油に比べて高止まりしている

という状況を挙げ、対策を強めることにしたとしています。

3つの対策

対策中身(会見の概要より)
①販売・注文量の要請石油元売り・輸入商社・卸売事業者などに、前年同月と同じ量の販売・注文を要請する
②灯油直販スキーム供給の偏りや流通の目詰まりが起きた場合に、石油元売りから直接販売するしくみを新設する
③輸入灯油調整単価輸入価格と国内卸価格の差額を「輸入灯油調整単価」として補助する制度を導入する

報道(共同通信・2026年10月16日)では、これらの対策の期間は2026年11月〜2027年3月、財源は燃料油補助金の基金を使うとされ、海外産と国内産の価格差は足元で1Lあたり約20円と伝えられています。ただし、「輸入灯油調整単価」がいくらになるのか、店頭価格がどのくらい下がるのかは、この記事の時点では公式資料に出ていません。

📝「調整単価」が2つあるので注意

燃料油価格支援の公式サイトには、すでに「調達費用に基づく調整単価」(10月分は1Lあたり3.7円)という言葉があります。これは原油の代わりの調達にかかった費用を、毎月の支給単価に反映するしくみです。10月16日に発表された「輸入灯油調整単価」は、名前は似ていますが輸入灯油の価格差を補助する新しい制度です。ニュースを読むときは混同しないようにしてください。

この対策で、家庭の灯油代はどうなる?

正直なところ、まだ分かりません。 新しい補助は輸入灯油を扱う事業者向けのもので、家庭が受け取るお金ではありません。卸値の上がり方をおさえる効果は期待できますが、今の1Lあたり43.0円の補助が11月以降も続くかどうかのほうが、店頭価格への影響は大きいと考えられます。

大臣は会見で、北海道の灯油価格について、供給がきちんと出てくることが伝われば「徐々に落ち着いていくことを期待している」と述べています。これは期待を述べたもので、値下がりの約束ではありません。

4. 冬の暖房費は「18L単価×缶数」で見積もる

先が読みにくいときこそ、自分の家の数字に置きかえておくと落ち着いて動けます。計算はシンプルです。

💡月の灯油代の計算式

月の灯油代 = 18Lの単価 × 1か月に使う缶数(18L=ポリタンク1つ)

冬全体(たとえば11月〜3月の5か月)なら、それを月数分たします。真冬は使う量が増えるので、月ごとに缶数を変えて計算すると精度が上がります。

計算例:全国平均の単価で計算すると

以下は一般的な例です。使う量は、住まいの広さ・断熱・地域・暖房器具の台数・在宅時間で大きく変わります。

使う量(例)店頭2,563円で配達2,749円で補助なしの参考値(3,326円)で
月4缶(72L)10,252円10,996円13,304円
月8缶(144L)20,504円21,992円26,608円
月12缶(216L)30,756円32,988円39,912円
  • たとえば月4缶使う家庭なら、今の店頭価格で月10,252円。5か月同じ量なら51,260円です
  • 「補助なしの参考値」との差は、月4缶で月3,052円、5か月で15,260円です。これは補助がまるごとなくなり、その分がそのまま値段に乗った場合の参考値で、実際にそうなると決まったわけではありません

「1Lあたり10円上がったら」で考えるのが実用的

補助がどうなるか分からない今は、**「1Lあたり10円上がったら、うちはいくら増えるか」**を出しておくのが使いやすいです。

使う量(例)1Lあたり10円上がると20円上がると
月4缶(72L)月720円増月1,440円増
月8缶(144L)月1,440円増月2,880円増
月12缶(216L)月2,160円増月4,320円増

ちなみに、去年の同じ時期(店頭2,223円)と比べると、今の値段ですでに18Lあたり340円高くなっています。月4缶なら月1,360円、月8缶なら月2,720円、去年より多くかかる計算です。

📝自分の家の缶数が分からないときは
  • 去年の冬に、何日おきにポリタンクを買いに行っていたかを思い出す(例:1缶を1週間で使い切るなら、月4缶ちょっと)
  • 灯油の配達を頼んでいるなら、**去年の請求書やレシートの給油量(L)**を18で割る
  • ファンヒーターの説明書に載っている1時間あたりの燃料消費量×使う時間×日数で、ざっくり出すこともできます

5. 11月に向けて、今のうちにやっておくこと

💡やることリスト(10月中にできること)
  1. 近くのお店の今の単価をメモする ── 全国平均ではなく、実際に買うお店の値段で計算する
  2. 月の缶数を決めて、冬の灯油代を出す ── 上の表に当てはめるだけでOK
  3. 「10円上がったら」の増え方も出しておく ── 補助が縮んだときに慌てないため
  4. 買いだめはしない ── 国は「供給不足に陥る状況ではない」と説明しています。灯油は保管の安全面にも注意が必要です
  5. ほかの11月の値上がりとまとめて見る ── 電気・ガス、自賠責など、11月は家計の前提が変わるものが重なります

4.の買いだめについては、大臣の会見で、一部の卸売事業者などで例年を大きく上回る注文が出ていることが対策のきっかけのひとつとして挙げられています。家庭でも、必要な分を、いつもどおり買うのがいちばん落ち着いた対応だと思います。

11月はほかにも変わるものがある

灯油だけでなく、11月は家計にかかわる変化が重なる月です。

暖房費が増える冬は、下げられる固定費を先に下げておくと気持ちに余裕が出ます。見直しの手順は『固定費削減7つの方法』にまとめています。公務員の方なら、12月の冬のボーナスの使いみちを考えるときに、冬の光熱費の分を先に取り分けておくのもひとつの方法です(『公務員の冬のボーナス2026』)。

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6. まとめ

✨この記事のまとめ(2026年10月19日時点)
  • 灯油18Lの全国平均(10月13日)は店頭2,563円・配達2,749円。店頭は1年前より340円高い。北海道は2,799円で、この2週間で179円上がった
  • 今は1Lあたり43.0円の補助(10月15日〜)が乗った値段。補助がない場合の参考値は1Lあたり184.8円
  • 今の補助の終了日は公式資料に書かれていない。報道では「10月末までの財源しか確保されていない」とされ、11月以降は未確定
  • 10月16日に大臣が3つの対策(前年同量の販売・注文の要請/灯油直販スキーム/輸入灯油調整単価)を表明。期間は報道で11月〜来年3月。補助の単価はまだ公表されていない
  • 冬の暖房費は**「18L単価×月の缶数」で見積もる。1Lあたり10円上がると、月4缶の家庭で月720円**増える
ヒロ

補助が続くかどうかは、ぼくたちには決められません。
でも、**「うちは月に何缶使って、10円上がったらいくら増えるか」**は、今日のうちに出しておけます。
数字が分かっていれば、11月に値段が動いても「想定の範囲内」で受け止められるはずです。
最新の情報は、資源エネルギー庁・経済産業省の公式発表でご確認ください。


⚠️本記事のご利用にあたって(YMYL免責)

本記事は2026年10月19日時点で公表されている資源エネルギー庁・経済産業省の資料と報道をもとに、一般的な情報として整理したものです。灯油の価格はガソリンスタンドの現金価格を調べた国の調査の全国平均・地域平均であり、お住まいの地域やお店、購入方法(店頭・配達・ホームセンター等)によって実際の価格は異なります。補助の支給単価は毎週見直されており、今の措置の終了時期や10月16日に表明された新しい対策の詳細(補助の単価・対象・期間)は、本記事の時点で公式には確定・公表されていない部分があります。報道によるものは本文中で出典を示しています。暖房費の計算例は仮の使用量による試算で、実際の使用量・費用はご家庭の状況によって大きく異なります。最新の情報は、資源エネルギー庁・経済産業省の公式発表でご確認ください。本記事は特定の商品・サービスの利用を勧誘するものではありません。

参考(一次情報・2026年10月19日時点で確認)

参考(報道)

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この記事を書いた人
公務員ヒロ

公務員ヒロ

30代地方公務員 / 資産1,000万円超達成(民間→地方公務員)

「給料だけで資産1,000万円を超えるまでにやったことを、再現性重視で発信中。難しい知識は不要。」

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