夏ボーナスの「残り」はどこに置く?普通預金・共済貯金・新NISAの振り分け順【公務員2026年夏】
夏ボーナスの残り、置き場所の振り分け順
6月末に入った夏ボーナス、1か月たって使い残しが普通預金に眠っていませんか。31歳・地方公務員のヒロが、残ったお金を「いつ使うか」で仕分けして、普通預金・共済貯金・個人向け国債・新NISAへ振り分ける順番を4ステップで整理しました。9月で終わる電気・ガス支援や10月の値上げなど、2026年秋の出費も見込んだ現実的な置き方です。2026年7月時点の情報で、判断はご自身でお願いします。
📋目次(タップで折りたたみ)全 23 項目
1. 結論:残ったお金は「金額」ではなく「いつ使うか」で仕分ける
夏のボーナスが入って、そろそろ1か月。旅行代や家電の買い替えなど、使うと決めていた分は出ていって、口座には中途半端な「残り」が眠っている——7月末は、たいていそういう状態です。
- 振り分けの基準は金額ではなく「そのお金をいつ使うか」
- 順番は ①使い道が決まった分をよける→②生活防衛資金→③秋の出費バッファ→④長期のお金
- 使う時期が近いお金ほど値動きのない場所、遠いお金ほど値動きのある場所へ
- 2026年は9月で電気・ガス支援が終わるので、③のバッファを少し厚めに
- 迷ったら置き場所を1つ増やすより、順番を守る方が効く

31歳・地方公務員のヒロです。
ボーナスの使い道って、支給前は真剣に考えるのに、残りの置き場所は放置になりがちなんだよね。
普通預金に置きっぱなしの数十万円、実はいちばんもったいない。
この記事は「ボーナスを何に使うか」ではなく、使ったあとに残ったお金をどこへ移すかに絞った話です。金額の正解を出す記事ではなく、順番を決める記事だと思って読んでください。数字はすべて2026年7月時点の一般的な情報にもとづく目安で、最終的な判断はご自身でお願いします。
まず「いくら残っているか」を確定させる。
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2. なぜ「7月末」が仕分けにちょうどいいのか
置き場所を決めるのは、支給直後より少し寝かせてからの方がうまくいきます。理由は3つあります。
- 使う分が確定している:旅行・帰省・家電など、7月中の出費が出そろっている
- 住民税の影響が見えた:6月から特別徴収が切り替わり、手取り月収の新しい水準が2か月分わかる
- 秋の出費が読める:9月で終わる電気・ガス支援、10月の制度変更が見えている
支給日に「よし、全部投資だ」と決めてしまうと、あとから出てきた出費で結局取り崩すことになります。1か月泳がせてから残りを固める方が、動かさずに済む金額が正確になります。

ぼくは毎年「支給日から1か月は普通預金に置いたまま」にしてる。
その間に出ていった分が、そのまま「使うお金だった」という答え合わせになるから。
3. 置き場所は4つ。それぞれの役割を先に決めておく
公務員が現実的に選べる置き場所は、ざっくり4つです。利回りの高さで並べるのではなく、引き出しやすさで並べるのがコツです。
| 置き場所 | 利率の目安(2026年・参考) | 引き出しやすさ | 向いているお金 |
|---|---|---|---|
| 普通預金 | 年0.1〜0.4%程度 | いつでも可 | 1年以内に使う予定・生活防衛資金 |
| 共済貯金 | 年0.8〜1.3%程度(組合による) | 手続きと日数が必要 | 2〜5年後に使う予定のお金 |
| 個人向け国債(変動10年) | 2026年6月募集分は年1.7%台と報道 | 1年経過後に途中換金可 | 3〜5年後に使う予定のお金 |
| 新NISA | 決まった利率はなし(値動きあり) | 売却は可能だが枠が戻るのは翌年 | 10年以上使わないお金 |
- 普通預金の金利はメガバンクとネット銀行で差があり、上記は一般的なレンジの参考値です
- 共済貯金の利率・預入上限は所属共済組合ごとに異なります。規程でご確認ください
- 個人向け国債の利率は募集回ごとに変わります。最新の条件は財務省の募集情報でご確認ください
- 新NISAは値動きのある商品を買う制度で、元本割れの可能性があります
大事なのは、同じお金を2つの役割に兼ねさせないことです。「生活防衛資金でもあり投資でもある」という置き方をすると、相場が下がったときに生活のために売ることになります。
4. 振り分けの順番【4ステップ】
ここからが本題です。残った金額を上から順に埋めていきます。途中のステップが埋まっていないうちに、先のステップへ飛ばさないのがルールです。
ステップ1:使い道が決まっているお金をよける
まず、年内に出ていくことが決まっている分を引きます。車検、帰省費、冠婚葬祭、年末の帰省や旅行、家電の買い替え予定など。これは普通預金のまま、できれば生活費と別の口座に置きます。
ステップ2:生活防衛資金を満たす
次に、生活費の3〜6か月分を確保します。公務員は収入が急に途切れにくい職種なので、支出が読めているひとり暮らしなら3か月分でも回りやすい一方、扶養家族や持ち家のメンテ費がある人は6か月分寄りが安心です。ここも普通預金で、値動きのない状態にしておきます。
ステップ3:秋以降の出費バッファを取る
2026年に限っては、このステップを少し厚めにしておきたいところです。理由は、夏に軽く見えている光熱費が、秋に戻るからです。
- 電気・ガス料金支援は9月使用分で終了予定。10月以降の請求が反動で増える可能性
- 2026年10月:ビール系飲料の酒税率が統一される予定(新ジャンルは増税方向)
- 2026年10月:ふるさと納税の地場産品基準が厳格化される予定
- 食品の値上げは月ごとに続いており、秋も同じ傾向が見込まれる
夏の3か月は支援で請求が軽くなっているぶん、浮いた感覚のまま使い切らないことが肝心です。月1万円×3か月ぶんくらいを別によけておくと、10月の請求を見ても慌てずに済みます。8月以降の値上げの中身は 2026年8月から変わるお金・値上げまとめ で整理しています。
ステップ4:残りを「使う時期」でさらに二段に分ける
ここまでよけて、まだ残っている分が本当の余裕資金です。これを5年以内に使う可能性があるかで二段に分けます。
- 2〜5年後に使うかもしれない(引っ越し・車の買い替え・結婚資金など) → 共済貯金、または個人向け国債。元本が動かず、普通預金より利率が高い
- 10年以上使う予定がない → 新NISA。つみたて投資枠 年120万円・成長投資枠 年240万円、生涯の非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)

ここまで来ると、新NISAに回る金額は思ったより小さくなる。
でもそれでいい。取り崩さずに20年置ける金額だけが入っている状態だから、下がっても売らずに済むんだ。
新NISAの枠の詳細は金融庁の公式ページに記載があります(つみたて投資枠120万円・成長投資枠240万円・生涯枠1,800万円)。共済貯金と新NISAの比較そのものは 共済貯金 vs 新NISAの比較記事、国債との配分は 個人向け国債とNISAの振り分け記事 で詳しく扱っています。
ステップ4まで残ったお金の置き場所として。
SBI証券は新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠の取扱本数が多く、クレカ積立にも対応。口座開設と維持は無料です。投資には元本割れの可能性があり、最終判断はご自身でお願いします。
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5. タイプ別・振り分けの例(残り30万円の場合)
イメージしやすいように、ステップ1を終えた時点で30万円残っている想定で、3タイプの配分例を並べます。あくまで一例で、正解ではありません。
| タイプ | 生活防衛資金へ | 秋のバッファ | 共済貯金・国債 | 新NISA |
|---|---|---|---|---|
| 防衛資金がまだ薄い人 | 20万円 | 3万円 | 0円 | 7万円 |
| 防衛資金は足りている人 | 0円 | 5万円 | 10万円 | 15万円 |
| 数年内に大きな支出がある人 | 0円 | 5万円 | 20万円 | 5万円 |
配分の割合そのものより、どのタイプでも「秋のバッファ」を先に取っている点を見てほしいところです。ここを飛ばすと、10月以降に投資分を取り崩すことになり、いちばん避けたい形になります。
6. やりがちな失敗3つ
6-1. 全額を普通預金に置いたまま忘れる
いちばん多いのがこれです。半年たっても金額が動いていない普通預金は、役割が決まっていないお金である可能性が高いです。ステップ2までを満たしているなら、超えた分は置き場所を移す候補になります。
6-2. 生活防衛資金を確保する前に投資へ回す
順番を飛ばすと、値下がりの局面で生活費のために売ることになります。長期で持つ前提の制度なのに短期で売る、といういちばん不利な使い方になりがちです。
6-3. 置き場所を増やしすぎて管理できなくなる
口座を4つも5つも作ると、どこに何があるか分からなくなります。置き場所は多くて4つ、それぞれに役割を1つだけ、が管理しやすい形です。固定費まわりの整理は 公務員の固定費7項目の記事 も参考にしてください。

「増やす工夫」より「動かさない仕組み」の方が、結果的に残る。
役割が決まったお金は、勝手に手が伸びなくなるんだよね。
7. 8月以降に見ておきたい動き
秋の家計を左右する発表が、これから続きます。仕分けを済ませたら、次はここを見ておくと落ち着いて動けます。
- 人事院勧告:例年8月上旬に出され、給与・ボーナスの改定方向が見えます
- 最低賃金の目安答申:例年7月下旬に中央最低賃金審議会が目安を示し、8月に各都道府県で審議、10月ごろ発効。2026年7月27日時点では答申はまだ出ておらず、審議が続いていると報じられています
- 電気・ガス支援の終了:9月使用分まで。10月の請求から反動が出やすい
- 冬のボーナス:12月支給。今回の振り分けの型をそのまま使えます
最低賃金は公務員の給与とは別の制度ですが、パート勤務の配偶者やアルバイトの子がいる世帯では、勤務時間や扶養の範囲の見直しにつながることがあります。人事院勧告の見通しは 2026年の人事院勧告の予想記事 で扱っています。
8. よくある質問・Q&A
Q1. 残りが10万円くらいしかありません。分ける意味はありますか?
10万円なら、秋のバッファに3万円、残り7万円を長期のお金へ、といった程度で十分です。大事なのは金額より「順番の型」を作ることで、次の冬のボーナスでそのまま使えます。
Q2. 共済貯金の利率が下がったと聞きました。使う意味は薄いですか?
2026年時点の共済貯金はおおむね年0.8〜1.3%程度とされ、組合によって差があります。普通預金の年0.1〜0.4%程度と比べれば、元本が動かない置き場所としての位置づけは残っています。ただし払い戻しに手続きが要るため、すぐ使うお金には向きません。最新の利率は所属共済組合の規程でご確認ください。
Q3. 新NISAは一括で入れる方がいいですか、分けた方がいいですか?
過去のデータでは一括の方が平均リターンは高いとされる一方、下落局面の直後に入れると数年は含み損が続くこともあります。気持ちの負担が大きいと感じるなら、数か月に分けて入れる方法も選択肢です。どちらを選ぶにしても、ステップ3までを終えた「使う予定のないお金」であることが前提になります。投資には元本割れの可能性があります。
Q4. ボーナスの残りで繰り上げ返済をするのはどうですか?
住宅ローンの金利が投資の期待リターンを上回るなら返済を優先する、という整理が一般的ですが、団体信用生命保険の保障が減る点や、手元の現金が薄くなる点も同時に考える必要があります。ここは家庭ごとに前提が違うため、本記事では一律の結論は出しません。
Q5. 秋のバッファは、いくらくらい見ておけばいいですか?
2026年の電気・ガス支援は標準的な家庭で月1,000円台の値引きになる水準とされています。3か月ぶんで数千円、これに秋の値上げぶんを足して、月1万円×3か月程度を目安に置いておくと安心感があります。使用量や契約プランで変わるため、ご自身の請求書で調整してください。
Q6. 結局、いちばん大事なのはどこですか?
使い道が決まったお金と生活防衛資金をよけておけば、残りは自然と「動かさなくていいお金」になります。置き場所選びで悩む時間より、この2つを先に固める方が効果が大きいです。これは個人の感想を含む整理なので、ご自身の家計に合わせて取捨選択してください。
9. まとめ:置き場所を選ぶ前に、順番を決める
- 振り分けの基準は金額ではなく「いつ使うか」
- 順番は ①使い道が決まった分→②生活防衛資金→③秋のバッファ→④長期のお金
- 使う時期が近いお金は普通預金、2〜5年後なら共済貯金・個人向け国債、10年以上先なら新NISA
- 2026年は9月で電気・ガス支援が終わるので、③を少し厚めに
- 失敗しがちなのは「普通預金に置きっぱなし」「順番を飛ばす」「置き場所を増やしすぎる」

ボーナスは「何に使うか」で盛り上がって、「残りをどこに置くか」で差がつく。
順番さえ決まっていれば、金額が変わっても同じ型が使えるよ。
冬のボーナスのときは、もう迷わなくて済むはず。
なお本記事の利率・支援額・制度内容は2026年7月時点の公表情報および報道をもとにした目安で、今後変更される可能性があります。共済貯金は所属共済組合、個人向け国債は財務省、新NISAは金融庁の公式情報で最新の条件をご確認ください。最終的な判断はご自身でお願いします。
長期のお金の置き場所を、夏のうちに用意しておく。
SBI証券は新NISAの取扱商品が幅広く、クレカ積立にも対応。口座の開設・維持は無料なので、枠だけ先に用意しておく使い方もできます。投資は元本割れの可能性があり、判断はご自身で。
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本記事は2026年7月時点の公表情報をもとにヒロ個人の視点でまとめたものです。利率・制度内容・支援額は変更される可能性があります。家計や投資の最終的な判断はご自身で行ってください。
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公務員ヒロ
30代地方公務員 / 資産1,000万円超達成(公務員8年目)
「給料だけで資産1,000万円を超えるまでにやったことを、再現性重視で発信中。難しい知識は不要。」

