公務員版・安心して買える高配当株10チェックリスト|ぼくが買うならこの基準で選ぶ

31歳・地方公務員のヒロが、買うとしたらこの10項目をチェックしてから買う、という個人的な選定基準を公開。配当利回り・配当性向・自己資本比率・連続増配年数など、定量で判断できる指標で構成。公務員のリスク許容度(共済年金・退職金あり)を加味した基準です。
📋目次(タップで折りたたみ)全 32 項目
1. 結論:ぼくが買うとしたらこの10項目で判断する
最初にお断りしておきます。この記事は 個別銘柄の推奨ではありません。「ぼく自身が買うとしたら、こういう基準でスクリーニングする」という、個人的な選定フレーム の共有です。

31歳・地方公務員のヒロです。
共済貯金120万円、新NISAは月10万円を全世界株インデックスに積立中。
そのうえで、成長投資枠の一部で高配当株を少しずつ拾う ことも考えています。
そのときに、ぼくの場合はこの10項目を必ずチェックします。
- 個別銘柄を「これを買え」と紹介する記事ではありません
- 「ぼくが買うとしたら、こういう数字で判断する」という選定フレームの共有です
- 公務員のリスク許容度(共済年金・退職金あり/副業制限あり)を前提にした、守り寄りの基準です
- すべての数値基準はぼくの個人的な目安で、絶対的な正解ではありません
- 投資判断はすべて 自己責任 でお願いします
収益性・財務健全性カテゴリ(#1〜#5)
- 配当利回り:3.5〜5.0%(5%超は要監視)
- 自己資本比率:40%以上
- 営業利益率:8%以上
- 配当性向:30〜60%
- 流動比率:150%以上
成長性・継続性カテゴリ(#6〜#10) 6. 連続増配年数:5年以上が理想 7. ROE:8%以上 8. EPS推移:直近5年で減少傾向でないこと 9. セクター分散:1セクター30%以下 10. 業種を6〜8セクターに分散
ぼくの場合、10項目のうち7つ以上が◎ or ◯ であれば候補入り、というゆるい運用にしています。全部満たす銘柄ばかり探すと候補が消えるので、欠けた項目をどこまで許容できるかは、自分の言葉で説明できることを条件にしています。
長期投資の前提については公務員のモデルポートフォリオ整理、相場水準の見方はインデックス継続・高配当キャッシュ温存もあわせてどうぞ。
2. なぜ「公務員版」が必要か

ネットにある一般的な高配当株チェックリストでも、ある程度は使えます。
ただ、公務員には公務員の前提条件があるので、そのままだと攻めすぎ・守りすぎになりがちです。
公務員には、他の職業にはない 3つの前提条件 があります。
- 共済年金・退職金 — 将来ほぼ確実に受け取れる長期キャッシュフロー資産がある
- 副業制限 — 銘柄分析に使える時間・労力に上限がある
- 収入の安定性 — 給与が極めて安定しており、暴落時にも積立を続けやすい
2-1. 守りは厚いがゆえに、攻めは慎重に
共済年金・退職金は、いわば「事実上の債券」のようなものです。だから、株式の比率を一般的なモデルよりも 少し高めに置いてもバランスが取れる という整理ができます。
一方で、副業制限があるため、本業に支障が出るような銘柄監視はできません。ぼくの場合、毎日チャートを見に行くような運用は最初から選択肢に入りません。
そのため、「数字で機械的に判断できるシンプルなフレーム」 が公務員には向いている、というのがぼくの考えです。
2-2. 数字で判断 vs 感覚で判断
「決算書を毎四半期読み込む」「IR資料を全社分追う」といった運用は、副業制限のある公務員には現実的ではありません。
ぼくの場合は、証券口座のスクリーナー機能で10項目を入力 → 該当銘柄を一覧表示 → ◎◯△× を付ける、という流れにしています。これなら月に1回・30分くらいで一通り見直せます。
時間がかかる感覚的な判断より、数値ベースの機械的な判断のほうが、公務員のライフスタイルに合っている というのがぼくの結論です。
3. チェック項目 #1〜#5(収益性・財務健全性カテゴリ)

ここからが本題です。
まずは 「この会社、財務的に大丈夫?」 を見るための5項目から。
#1 配当利回り:3.5〜5.0%(5%超は要監視)
ぼくの場合のスイートスポットは 3.5〜5.0% です。
- 3.5%未満:わざわざ個別株を選ぶ理由が薄れる(インデックスでよい)
- 3.5〜5.0%:「安心感×インカム」のバランス帯
- 5.0〜6.0%:要監視ゾーン。業績悪化で株価が下がっているだけの可能性
- 6.0%超:いわゆる「利回りのワナ」リスク。減配・無配転落の可能性を疑う
「利回りが高い=お得」ではありません。株価が下がって見かけ上の利回りが上がっている だけのことも多く、その後の減配で株価がさらに下がる、というパターンは少なくありません。
#2 自己資本比率:40%以上
会社の財布の中身が、借金ではなく自前のお金でどれくらい賄われているか の指標です。
- 40%以上:合格ライン(ぼくの場合の最低水準)
- 50%以上:◯
- 60%以上:◎
ただし、業種によって水準が違います。金融セクター(銀行など)は構造的に自己資本比率が低い ので、別の指標(BIS規制基準など)で判断する必要があります。ぼくの場合は、金融セクターはそもそも個別株として深追いせず、ETFで分散する形にしています。
#3 営業利益率:8%以上
本業でどれくらい稼ぐ力があるか の指標です。
- 5%未満:価格競争に巻き込まれやすい業種か、競争優位が弱い
- 5〜8%:標準
- 8%以上:競争優位が一定ある可能性
- 15%以上:明確な参入障壁あり
ここも業種差が大きい指標で、商社・小売は構造的に低め、IT・薬品は高めになりやすいです。同業他社との比較 が大事です。
#4 配当性向:30〜60%
会社が稼いだお金(純利益)のうち、何%を配当として株主に還元しているか の指標です。
- 30%未満:余裕はあるが、株主還元意欲が薄い可能性
- 30〜60%:ぼくの場合のスイートスポット(持続可能ライン)
- 60〜80%:要注意(利益が減ると減配リスク高)
- 80%超:危険信号(タコ配=利益を超えた配当の可能性)
配当性向が100%超 の会社は、純利益より多い金額を配当として出している状態です。これは長続きしません。ぼくの場合は最初から候補から外します。
S株なら1株単位で買えるので、10チェックを通った銘柄を1株だけ買って様子を見る という運用がしやすいです。詳しい使い方はSBI証券で高配当株を買う完全ガイドにまとめています。
#5 流動比率:150%以上
1年以内に支払うべき負債を、1年以内に現金化できる資産でどれだけカバーできるか の指標です。
- 100%未満:短期支払能力に懸念あり
- 100〜150%:標準
- 150%以上:ぼくの場合の安心ライン
- 200%以上:◎(ただし高すぎると資本効率が落ちる側面も)
ぼくの場合は「会社が倒れない可能性をできるだけ高く」を優先するので、150%以上を目安にしています。公務員らしく、安全寄りの設定です。
4. チェック項目 #6〜#10(成長性・継続性カテゴリ)

次は 「この会社、配当を出し続けられる?」 を見るための5項目です。
#6 連続増配年数:5年以上が理想
何年連続で配当を増やしているか の指標です。
- 1〜4年:標準
- 5〜9年:◯
- 10年以上:◎
- 20年以上:◎◎(日本ではかなり希少)
連続増配は「減配しない=株主との約束を守る姿勢」の表れでもあります。ただし、5年連続増配でも、配当性向が80%を超えていたら危険信号 という見方もできます。#4と組み合わせて判断します。
#7 ROE:8%以上
株主が出したお金(自己資本)に対して、どれくらいの利益を生んでいるか の指標です。
- 5%未満:資本効率が低い
- 5〜8%:標準
- 8%以上:ぼくの場合の合格ライン
- 15%以上:◎
ただし、ROEは 借金を増やして自己資本を圧縮するだけでも見かけ上は上がる ので、#2の自己資本比率とセットで見るのがぼくのやり方です。
#8 EPS推移:直近5年で減少傾向でないこと
1株あたり利益(EPS)が、ここ5年で増えているか、横ばいか、減っているか を見ます。
- 増加傾向:◎
- 横ばい:◯
- 減少傾向:× (減配リスク高)
EPSが減っている会社は、いずれ配当性向が上がり、最後は減配 という流れになりやすいので、ぼくの場合は減少傾向の銘柄は最初から外します。
#9 セクター分散:1セクター30%以下に抑える
ここからはポートフォリオ全体の話です。
高配当株を10銘柄持っていても、その内訳が 全部メガバンク・地銀だったり、全部総合商社だったりすると、実質的には1セクターに集中投資しているのと同じです。
ぼくの場合のルールは 1セクター30%以下。これを超えそうになったら、そのセクターは買い増しを止めます。
#10 業種を6〜8セクターに分散
理想は、以下のような 6〜8セクターへの分散 です。
| セクター | 性質 | ぼくの組み入れ目安 |
|---|---|---|
| 金融 | 金利上昇局面で強い | 10〜15% |
| 商社 | 資源・為替に連動 | 10〜15% |
| 通信 | ディフェンシブ・高配当 | 10〜15% |
| インフラ | 電力・ガス・鉄道 | 10〜15% |
| 素材 | 鉄鋼・化学 | 5〜10% |
| 消費財 | 食品・日用品 | 10〜15% |
| 運輸 | 海運・陸運 | 5〜10% |
| 薬品 | ヘルスケア・ディフェンシブ | 5〜10% |
これはあくまで ぼくの場合の目安 で、絶対的な正解ではありません。投資判断はすべて自己責任です。
楽天証券の使い方は楽天証券で高配当株を買う完全ガイドにまとめています。
5. 10項目で総合判定する4ランク(◎/◯/△/×)
10項目それぞれに◎◯△×を付けて、合計点で銘柄を4ランクに分類 します。
| ランク | クリア数の目安 | ぼくの場合の対応 |
|---|---|---|
| ◎(コア候補) | 9〜10項目で◎/◯ | 新NISA成長投資枠で5〜10万円分まで購入検討 |
| ◯(サブ候補) | 7〜8項目で◎/◯ | 1株〜数株で様子見購入。決算ごとに再評価 |
| △(要監視) | 5〜6項目で◎/◯ | 買わない。ウォッチリストに入れて待つ |
| ×(除外) | 4項目以下 | 候補から外す。半年〜1年は再評価しない |
このランク分けは、ぼくの個人的な整理です。◎ランクだから絶対に上がる、ということではありません。あくまで「ぼくが買うとしたら、この基準で優先順位を付ける」という話です。投資判断は自己責任でお願いします。
6. ぼくの場合の運用フロー

ぼくの場合の月次フローはこんな感じです。
毎月30分・カフェで完結する ことを目標にしています。
- お気に入りリストの作成(初回のみ) — 業種ごとに気になる銘柄を10〜20社ピックアップ
- 10チェック適用 — スクリーナーで数値を確認し◎◯△×を付ける
- 1株購入 — ◎/◯ランクから1株だけ買って実際の値動きを観察
- 月次見直し — 翌月の決算・配当発表をチェック、ランクを更新
- 買い増し or 維持 — ◎を維持している銘柄のみ、追加購入を検討
6-1. なぜ「1株購入」から始めるのか
スクリーナーで◎が付いた銘柄でも、実際に持ってみないと値動きの感覚はつかめません。S株(SBI証券)やかぶミニ(楽天証券)を使えば、数千円から1株単位で買える ので、いきなり10万円突っ込むのではなく、まず1株で「体感」する、というのがぼくのやり方です。
6-2. ぼくの場合の予算配分
ぼくの場合、新NISA成長投資枠(年240万円)の使い道はこんな感じです。
- インデックス(オルカン):年200万円 — つみたて投資枠と合算してコア
- 高配当株(10チェック通過銘柄):年30〜40万円 — サブ・キャッシュフロー枠
- 現金温存:随時 — 利回りが上がった局面で機動的に買う
これも ぼくの場合の整理 で、絶対的な配分ではありません。
7. ありがちな失敗3つ

ぼく自身、過去に何度かやらかしているパターンです。
失敗を先回りで知っておく だけで、被害はかなり減ります。
7-1. 高利回りのワナに引っかかる
利回り7%・8%という派手な数字に目を奪われる失敗 です。
そういう銘柄は、ほとんどの場合「業績悪化で株価が下がり、見かけ上の利回りだけ上がっている」状態。買った直後に減配発表 → 株価さらに下落、という二重パンチを食らうことがあります。
ぼくの場合は 5%超は要監視・6%超は原則買わない をルールにしています。
7-2. タコ配銘柄を掴む
「タコ配」とは、利益を超えた金額を配当として出している状態のこと。タコが自分の足を食べるのに例えた言葉です。
#4 配当性向が80%超、特に100%超の銘柄は、いずれ減配せざるを得ない時限爆弾 です。表面利回りだけ見て買ってはいけません。
7-3. 財務悪化に気づかず塩漬け
買った後に #2自己資本比率や#5流動比率を見直さない と、知らない間に財務が悪化して、気づいたら減配・株価下落、というケースがあります。
ぼくの場合は、月1回・15分 でいいので、保有銘柄の最新数字に10チェックを当てる時間を取ります。これだけでも、塩漬けリスクはかなり下げられます。
8. FAQ
Q1. 10項目をすべて満たす銘柄はありますか?
ぼくが見ている範囲では、全部◎の銘柄はかなり少ない です。だからこそ「7項目以上で◎/◯」というゆるめのラインに設定しています。完璧を求めると候補がなくなります。
Q2. 業種によって基準を変えるべきですか?
本来は変えるのが望ましいです(金融セクターは自己資本比率の基準が違うなど)。ただし、複雑になりすぎると 副業制限のある公務員には運用が続きません。ぼくの場合は「業種別の特殊事情があるセクターは、ETFで分散する」という割り切りをしています。
Q3. 新NISA成長投資枠で買うべきですか?
ぼくの場合は 成長投資枠を優先 しています。配当に対して非課税になる効果が大きく、特定口座で買うより手取りが20.315%増える計算になります。ただし、つみたて投資枠を満額使った後の話、というのが前提です。
Q4. 10チェックを満たした銘柄を一括で買うべきですか?
ぼくは一括では買いません。1株→様子見→数株→決算後に増やす という段階的な買い方にしています。理由はインデックス継続・高配当キャッシュ温存の記事で書いた通り、2026年5月時点は利回り水準が低めだからです。
Q5. 米国高配当株にも使えますか?
基本的な考え方は同じです。ただし、米国株は 連続増配年数の長さが日本の比ではない(25年・50年連続増配の会社が多数)ので、#6の基準は10年以上に引き上げる、といった調整がぼくの場合は必要になります。
9. まとめ+テンプレート配布
- ぼくが買うとしたら、収益性・財務健全性5項目+成長性・継続性5項目 の10チェックで判断します
- 公務員のリスク許容度(共済年金・退職金あり/副業制限あり)を加味した 守り寄りの基準です
- 10項目中7つ以上で◎/◯なら候補入り、というゆるい運用
- 1株購入で体感 → 月次見直し → 買い増し、という段階的フローが続けやすい
- 高利回りのワナ・タコ配・財務悪化、この3つの失敗は先回りで避ける
- すべては ぼくの場合 の整理であり、投資判断は 自己責任 でお願いします
テンプレートCSVを用意しました
10チェックを自分で運用するための CSVテンプレート を配布しています。「銘柄名」「セクター」「10項目の数値」「ヒロチェック列(◎/◯/△/×)」が並んだシンプルな構成で、Excel・スプレッドシート・Numbersで開けます。
ヒロの高配当株10チェック テンプレート(CSV)
ヒロチェック列で自分の保有銘柄を◎/◯/△/×で評価できる
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本記事は 教育・情報提供を目的としたもの であり、金融商品取引法に基づく投資助言・代理業に該当する個別銘柄の推奨は行っていません。記事内で言及した数値基準・運用フロー・ランク分けはすべて筆者個人の整理であり、特定の銘柄・商品の購入を勧めるものではありません。
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公務員ヒロ
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