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共済貯金 vs 新NISA、公務員はどっちにいくら入れるべき?10年シミュレーション

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📅 公開: 2026.04.30⏱ 読了: 約16
共済貯金 vs 新NISA、公務員はどっちにいくら入れるべき?10年シミュレーション

公務員限定の「共済貯金」(年利1〜1.5%程度)と「新NISA」(期待リターン年3〜7%)。31歳・地方公務員の私が、月3万円ずつ両方に入れた場合の10年シミュレーションと、元本保証 vs リターンの使い分けを解説します。

📋目次(タップで折りたたみ)31 項目

1. 結論:「全部NISA」も「全部共済貯金」も、もったいない

いきなり結論から。公務員のあなたには、共済貯金と新NISAを両方使う のが一番バランスが取れた選択肢です。

この記事の結論
  • 共済貯金:元本保証・年1〜1.5%程度・「短期〜中期」のお金
  • 新NISA:元本保証なし・期待リターン年3〜7%・「長期」のお金
  • 月3万円ずつ両方に10年積立で、合計約848万円(年1.2%+年5%想定)
  • 「全部NISA」「全部共済貯金」より、目的別に分ける のが正解
ヒロ

31歳・地方公務員のヒロです。
僕は実際に共済貯金とNISAの両方を使い分けています。
公務員限定の「共済貯金」って、両学長や小林さんの本ではほぼ触れられないんだよね。

両学長や小林義崇さんなど、有名なお金の発信者は基本的に「民間人向け」に解説しています。共済貯金は 公務員限定 の福利厚生制度なので、解説される機会がほぼありません。だからこそ、公務員ヒロが現役目線で解説します。

⚠️この記事を読む前の注意点
  • 共済貯金の利率は 所属する共済組合によって異なります(地方共済・国家公務員共済・自治体ごとに別)
  • 本記事の数字は概ねの平均値です。必ず所属共済組合の最新規定を確認してください
  • シミュレーションは概算であり、将来のリターンを保証するものではありません

2. 共済貯金とは?公務員限定の「ちょっと美味しい預金」

共済貯金は、地方公務員共済組合・国家公務員共済組合などが組合員(=公務員)向けに提供している預金制度です。

💡共済貯金の特徴
  • 対象:公務員・教職員など共済組合員(民間人は加入不可)
  • 積立方法:給与天引き or ボーナス天引き
  • 利率:年1〜1.5%程度(所属団体・時期で変動)
  • 元本保証:あり(共済組合が破綻しない限り)
  • 税金:利息に約20%の源泉分離課税
  • 退職時:原則として全額払戻し
ヒロ

普通預金が年0.001〜0.2%の時代に 年1〜1.5% はかなり美味しい。
公務員じゃないと使えない、地味だけど強い味方なんだ。

銀行預金との比較

「銀行に預けるよりお得?」をはっきりさせておきましょう。

預け先利率の目安元本保証税金備考
メガバンク 普通預金年0.001〜0.02%あり(1,000万円まで)20%源泉実質ゼロ
ネット銀行 普通預金年0.1〜0.2%あり(1,000万円まで)20%源泉比較的高め
定期預金(1年)年0.1〜0.3%あり(1,000万円まで)20%源泉中途解約で利率減
共済貯金年1.0〜1.5%程度あり(共済組合)20%源泉公務員限定
個人向け国債(変動10年)年0.5〜0.8%程度あり(国保証)20%源泉誰でも買える

数字だけ見ると、共済貯金は 市中銀行の普通預金の10〜100倍程度の利率 ということになります。これだけでも「公務員になって良かった」と思える福利厚生のひとつです。

でも「無敵」ではない

ここでひとつ釘を刺しておきます。共済貯金は決して無敵の制度ではありません。

⚠️共済貯金の落とし穴
  • 利率は変動する:福利厚生改正・市場金利によって引下げの可能性
  • 退職時に解約必須:転職・早期退職時は全額払戻し
  • 預金保険の対象外:銀行と違い、共済組合の体力に依存
  • 流動性が低め:引出できるタイミングが組合ごとに決まっている
  • 利息に課税あり:NISAのような非課税メリットはなし

つまり「銀行預金より少しお得な、退職までの一時保管庫」と考えるのが正しい使い方です。

3. 新NISAとは?復習しておこう

新NISAは2024年1月に始まった、誰でも使える非課税投資制度です。すでに使っている人は飛ばしてOKです。

💡新NISAの特徴
  • 対象:18歳以上の日本居住者(公務員も民間も同じ)
  • 年間投資枠:最大360万円(つみたて120万円+成長240万円)
  • 生涯投資枠:1,800万円(うち成長枠は1,200万円まで)
  • 期待リターン:オルカン・S&P500で年3〜7%程度(過去実績)
  • 元本保証:なし(株式市場の影響で増減)
  • 税金:運用益・配当が 完全非課税
  • 引出:いつでも自由

詳しいシミュレーションは 新NISAで月3万円を20年積立てたらいくら? で解説しています。

ヒロ

共済貯金とNISAは「真逆の性格」を持っているんだ。
だからこそ、両方持っておくと家計が崩れにくくなるよ。

4. 共済貯金 vs 新NISA:性格の違いを一覧で

ここで両者の違いを一気に整理します。

項目共済貯金新NISA
利用できる人公務員のみ18歳以上全員
想定利率年1.0〜1.5%程度年3〜7%(期待値)
元本保証ありなし
運用益への税金約20%課税非課税
引出のしやすさ△(年数回)○(いつでも)
積立方法給与天引きが基本クレカ積立 or 銀行引落
上限額組合により異なる年360万円・生涯1,800万円
退職時全額解約・払戻しそのまま継続OK
価格変動リスクなしあり(短期は上下)

ざっくり言うと、

  • 共済貯金 = 増やすより「守る」:減らないけど、大きくは増えない
  • 新NISA = 守るより「増やす」:増えるけど、短期は減ることもある

性格が真逆なので、どちらが優れているという話ではなく、目的別に使い分ける のが正解です。

5. 月3万円ずつ両方に入れた場合の10年シミュレーション

ここが本題です。月3万円ずつ両方に積立 した場合の10年後を計算します。

📝シミュレーションの前提
  • 共済貯金:月3万円・年1.2%(複利・税引前)で計算
  • 新NISA:月3万円・年5%(複利・非課税)で計算
  • 各年の積立タイミングは月末・利息は年末再投資の単純化モデル
  • 共済貯金の利息は税引前。実際は約20%の源泉課税が引かれます

10年後の評価額

項目積立元本10年後の評価額増えた分
共済貯金(年1.2%)360万円約 383万円約 23万円
新NISA(年5%)360万円約 465万円約 105万円
合計720万円約 848万円約 128万円

注目してほしいのは、同じ360万円積立でも、増えた金額に約4倍の差 がついていることです。長期で大きく増やしたいなら、新NISAの圧勝。

5年後・10年後の推移

経過年数共済貯金(年1.2%)新NISA(年5%)合計評価額
3年後約 110万円約 116万円約 226万円
5年後約 186万円約 204万円約 390万円
7年後約 263万円約 297万円約 560万円
10年後約 383万円約 465万円約 848万円

5年目までは差が小さく、ほぼ同じくらいの評価額。10年を超えると複利の差が一気に開きます。これが新NISAの本領発揮ポイントです。

ヒロ

最初の3〜5年は「あれ、共済貯金もそんなに悪くない?」って思うけど、
10年・20年と伸ばすと、新NISAの伸びが圧倒的になるんだ。

じゃあ全部NISAでいいのでは?

ここで多くの人が抱く疑問。「だったら全部NISAに入れた方が増えるじゃん」という話。

⚠️「全部NISA」が危険な理由
  • 短期で大きく値下がりすると、生活費にしわ寄せが来る
  • リーマンショック級の暴落では一時的に -50% もありうる
  • 元本保証部分がないと「売って凌ぐ」誘惑に勝てない
  • 暴落時に売却 = 損失確定で複利のメリットが消える

つまり「全部NISA」は理論上のリターンは最大化されますが、人間のメンタルが持ちません。共済貯金で「絶対に減らないお金」を確保しておくと、NISAを長く続けられる土台になります。

6. ヒロおすすめの配分パターン

「両方使うのは分かった。じゃあ何対何で入れればいいの?」に答えます。

パターンA:守備重視(30代前半・初心者向け)

項目毎月の金額想定利率目的
共済貯金月3万円年1.2%生活防衛・短期目標
新NISA月2万円年5%(期待)長期資産形成
合計月5万円

投資が初めて、または「減るのが怖い」という人向け。共済貯金多めで、暴落への耐性を作りつつNISAで時間を味方につける配分です。

パターンB:バランス型(30代中盤・標準)

項目毎月の金額想定利率目的
共済貯金月3万円年1.2%5〜10年で使う予定の資金
新NISA月3万円年5%(期待)老後資金
合計月6万円

この記事のメインシミュレーション。50:50で、ちょうどリスクとリターンのバランスが取れる配分です。

パターンC:攻め型(独身・支出が少ない人向け)

項目毎月の金額想定利率目的
共済貯金月2万円年1.2%緊急予備金の上乗せ
新NISA月8万円年5%(期待)FIRE・早期リタイア
合計月10万円

僕(ヒロ)は実家暮らしで支出が少ないので、こちらに近い配分です。NISAを優先しつつ、共済貯金は数十万円〜数百万円のキャッシュバッファとして残しています。

ヒロ

どの配分が正解、というのはないんだ。
「夜ぐっすり眠れる配分」 を選ぶのが、結局いちばん長続きするよ。

7. 共済貯金が向いているお金 / NISAが向いているお金

「目的別に分ける」が大事と書いたので、具体例を出します。

💡共済貯金に向いているお金
  • 生活防衛資金:失業・病気の備え(生活費6〜12ヶ月分)
  • 車の買い替え費用:5〜7年後に必要
  • 結婚資金:3〜5年後の予定
  • 住宅頭金:5〜10年後に使う
  • 大きな旅行・留学資金:時期が決まっている
💡新NISAに向いているお金
  • 老後資金:20〜30年後に使う
  • 子どもの大学資金:18年後など先の話(教育費の最終形)
  • 長期の余裕資金:10年以上は触らない前提のお金
  • 複利を最大限に効かせたい資金

5年以内に使う予定があるお金をNISAに入れると、暴落時に売る羽目になり損失確定の最悪パターンになります。「いつ使うか」で分ける のがコツです。

8. 共済貯金の落とし穴(大手が触れない部分)

ここからは大手メディアが書きにくい、共済貯金の弱点を正直に書きます。

落とし穴1:退職時に強制解約

公務員を退職して民間に転職する、または早期退職する場合、共済貯金は 基本的に全額払戻し になります。組合員でなくなるので、口座を維持できません。

⚠️退職時に注意したいこと
  • 退職金とは別に、共済貯金の払戻金がまとまって入る
  • そのお金の置き場(NISAの成長枠など)を事前に決めておく
  • 何も考えずに普通預金に入れると、利率が一気に下がる

落とし穴2:利率は固定ではない

「今の年1.5%が今後も続く」という保証はありません。共済貯金は組合の運用状況や、福利厚生改正で 利率が見直されることがあります

過去にも、市場金利の低下や組合の運用状況により、利率引下げが行われた例があります。長期計画を立てるときは、「今の利率より少し低め」で試算しておくのが安全です。

落とし穴3:預金保険の対象外

銀行預金は1,000万円まで預金保険機構が守ってくれますが、共済貯金は 預金保険の対象外 です。共済組合自体が破綻しない限り問題ありませんが、「100%絶対安全」というわけではないので、1ヶ所に集中させすぎないのが無難です。

落とし穴4:引出のタイミングが組合次第

多くの共済組合で、引出は年に決まったタイミング(例:年2〜4回)でしか行えません。「明日急にお金が必要」というケースには向かないので、緊急用には別途、銀行普通預金を1〜2ヶ月分 持っておくのが現実的です。

ヒロ

共済貯金は便利だけど、「銀行預金の完全上位互換」ではないんだ。
便利さを取るなら一部はネット銀行に残しておくと安心だよ。

9. 大手の発信者が共済貯金に触れない理由

ちょっと裏話。両学長(リベ大)や小林義崇さん、その他の有名な書籍・YouTubeで、共済貯金の解説をほぼ見ないのには理由があります。

📝大手が触れない理由(推測)
  • 公務員限定制度なので、視聴者・読者の 大半が対象外
  • 利率や条件が共済組合ごとに違うので、一律の説明が難しい
  • 福利厚生改正で内容が変わるので、本に書きにくい
  • 「投資より預金」を前面に出すと、メディアとしての方向性とズレる

つまり「悪い制度だから紹介されない」のではなく、「対象が狭く、条件が複雑だから扱いにくい」 だけです。公務員のあなたが活用しない手はありません。

逆に言えば、公務員ヒロのこのブログだからこそ書ける情報 ということ。共済貯金とNISAの両輪が、公務員家計の最適解だと僕は思っています。

10. 始め方:共済貯金は職場経由、NISAはネット証券

両方を始める手順を整理しておきます。

共済貯金の始め方

💡共済貯金の申込み手順
  1. 所属する共済組合のサイト or 人事課窓口で 積立申込書 をもらう
  2. 月の積立額(数千円〜数万円)を記入して提出
  3. 翌月以降の給与から自動天引き開始
  4. 半年〜1年に1回、利息や残高の通知が届く

組合によっては、ボーナス時の上乗せ積立や、一時金の預入も可能です。詳しくは所属共済組合の規定で確認してください。

新NISAの始め方

ネット証券の口座を開設すればすぐに始められます。SBI証券・楽天証券・松井証券などが代表的です。

証券会社クレカ積立ポイント還元向いている人
SBI証券三井住友カード0.5〜3.0%(カードによる)Vポイント派・三井住友カード使い
楽天証券楽天カード0.5〜1.0%楽天経済圏ユーザー
松井証券(クレカ積立非対応※)投信保有でポイントシンプルな画面が好きな人

※松井証券のクレカ積立対応状況は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。

11. よくある質問 Q&A

Q1. 共済貯金とiDeCoはどっちを優先すべき?

ヒロの回答

目的が違う ので、本来は両方使うのが理想です。共済貯金は「短中期で動かせるお金」、iDeCoは「60歳までロックされる老後資金」。優先順位は 生活防衛資金(共済貯金 or 普通預金)→ NISA → iDeCo が一般的です。iDeCoの詳細は 公務員のiDeCo完全ガイド を参考にしてください。

Q2. 共済貯金の利率を上げる裏技ってある?

ヒロの回答

裏技はありません。利率は組合が一律で決めるので、組合員側で交渉や選択はできません。「より高い利率を狙う」なら、共済貯金は今の枠で使い、追加分はNISAや個人向け国債に回すのが現実的です。

Q3. 共済貯金にいくらまで入れるのが正解?

ヒロの回答

明確な正解はありませんが、目安として 生活費の6〜12ヶ月分+3〜5年以内の予定支出 が共済貯金にちょうどいい金額です。それを超える分は、長期で増やすためにNISAに振り分ける方が合理的です。

Q4. 退職時の払戻金、税金はかかる?

ヒロの回答

元本部分には課税されません。利息部分はすでに毎年の利息計上時に源泉課税されているので、払戻し時に追加課税はないのが基本です。ただし所属共済組合の規定で異なる場合があるので、退職前に必ず確認してください。

Q5. 公務員を辞めたあと、共済貯金の代わりになる商品は?

ヒロの回答

完全な代替はありませんが、ネット銀行の普通預金(年0.1〜0.2%)、個人向け国債変動10年(年0.5〜0.8%程度)、定期預金などが選択肢になります。利率を諦めて、その分をNISAに振り向けるのも一つの考え方です。

12. まとめ:両輪で使うのが公務員の特権

共済貯金 vs 新NISAまとめ

  • 共済貯金は年1〜1.5%程度の元本保証・公務員限定制度
  • 新NISAは期待リターン年3〜7%の非課税投資・誰でも使える
  • 月3万円ずつ10年積立で 合計約848万円(年1.2%+年5%想定)
  • 5年以内に使うお金は共済貯金、10年以上は新NISA
  • 共済貯金は 退職時に全額払戻し ・利率変動リスクあり
  • 「全部NISA」「全部共済貯金」より、目的別に分けるのが正解
  • 利率や条件は所属共済組合の最新規定を必ず確認

公務員は副業に制約があり、収入を大きく増やすのが難しい立場です。でも、民間にはない「共済貯金」と、誰でも使える「新NISA」を両方使える という、地味だけど大きなアドバンテージがあります。

ヒロ

共済貯金で「絶対に減らない土台」を作って、
NISAで「時間を味方につけた長期投資」を回す。
これが公務員家計の、地味だけど強い王道だと思ってる。

最後にもう一度。本記事の数字はあくまで概算で、利率も所属する共済組合によって異なります。最新の利率や条件は、必ず所属共済組合のサイト・組合員ページで確認してください。そのうえで、新NISAの口座開設は今日からでもオンラインで完結します。

NISAをまだ始めていない人は、月3万円から無理なくスタートしてみてください。20年スパンの試算は 新NISAで月3万円を20年積立てたらいくら? 、節税重視なら 公務員のiDeCo完全ガイド が参考になるはずです。

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公務員ヒロ

31歳・地方公務員・独身・実家暮らし。給料だけで資産1,000万円超を達成。SBI証券で新NISA満額活用中。「副業なし・節約と投資だけで資産は増やせる」を発信中。

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